一度は見てみたいと憧れる絶景「星野リゾート トマムの雲海」
そんな憧れの星野リゾート トマムに宿泊したくてGoogle検索すると「最悪」という関連キーワードが。宿泊してみたいのにネガティブな関連キーワードが目に入り不安に感じた方や、単純に悪い口コミが気になる方へ、あえてマイナスな口コミにフォーカスをあててリアルな視点で宿泊レビュー記事を書きました。良い点も悪い点も包み隠さずレビューしていますので、「実際どうなの?」と気になる方はぜひ参考にしてみてください。
「最悪」との口コミは本当?|良い点と悪い点のリアルな感想
- 星野リゾートトマムとは?|北海道の自然に囲まれた大型リゾート
- ザ・タワーとリゾナーレの違い・どっちがおすすめ?
- 雲海テラスやファームエリアなどアクティビティが充実
- ビュッフェスタイルのレストランが人気
- アクセス方法とエリア内移動手段
- なぜ「最悪」と言われるのか?口コミで目立つ3つの理由
- 実際に宿泊して感じた良かった点・残念だった点
- 「最悪」との口コミが目立つが本当におすすめできる?
星野リゾートトマムとは?|北海道の自然に囲まれた大型リゾート

星野リゾート トマムは、北海道勇払郡占冠村に位置する広大な高原リゾートで、自然と共存する非日常体験を提供する宿泊施設です。
もともとはアルファリゾート・トマムとして、バブル時代に開発された大型施設で、星野リゾートがその経営を引き継ぎ、施設全体の再生とブランディングに成功しました。意外と歴史のある施設なんです。
現在では「雲海テラス」や「ファームエリア」「ホタルストリート」など独自の観光資源を活かした魅力的なスポットが点在し、夏も冬も楽しめるオールシーズン型リゾートとして人気です。
ザ・タワーとリゾナーレの違い・どっちがおすすめ?

星野リゾート トマムには「ザ・タワー」と「リゾナーレ トマム」の2つの宿泊棟があり、旅行スタイルに応じて選択が可能です。
ザ・タワー | リゾナーレ トマム |
---|---|
【価格帯】1万円台~/人 (比較的リーズナブル) | 【価格帯】2万円台~/人 (高級なホテルの価格帯) |
・アクティブなリゾートステイを楽しみたい方 ・子連れファミリーやグループに人気 ・客室の古さが目立つとの声も | ・ホテルの部屋で贅沢な時間を楽しみたい方 ・展望ジェットバス・プライベートサウナ付付き |
「ザ・タワー」は比較的リーズナブルな価格帯で、ファミリーやグループに人気です。一方、「リゾナーレ トマム」は全室スイート仕様で、展望ジェットバス付きの贅沢な空間。カップルや記念日利用に向いています。なお、タワー1とタワー2の違い(同ホテルの2棟の差)はほぼなく、部屋の配置や階層程度の差となっています。

「ザ・タワー」は、エアコンや部屋の壁紙など細かいところに目を向ければ少し古さは感じるものの、個人的には気にならない範囲でした。そもそも、日中は子供とアクティビティを満喫しているため、寝ている時間以外に部屋にいる時間はほとんどないですから、気になるタイミングもあまりありませんでした。
結局「ザ・タワー」と「リゾナーレ トマム」どっちがおすすめ?
部屋の質で比較すると「ザ・タワー」よりも「リゾナーレ トマム」の方が良いのは明らかです。最悪との口コミが目立つのは「ザ・タワー」で、全体的にリゾナーレの方が高評価を得ています。価格差を許容できるのであれば、満足度を優先してリゾナーレを選ぶことをおすすめします。
アクティビティをメインに考えている方は、部屋以外では同じサービスが受けられて、比較的安価な「ザ・タワー」がおすすめです。どっちにするか悩んでいる方は参考にしてみてください。
雲海テラスやファームエリアなどアクティビティが充実
前述の通り、星野リゾート トマムにはアクティビティが充実しており、1日では時間が足りないほどです。
まず、星野リゾートトマムといえば雲海です。早朝は、「雲海テラス」で絶景を眺める雲海体験のチャンスタイムです。朝4時前後に起床し、5時発のゴンドラに搭乗する方が多いです。

日中は、「ファームエリア」で、北海道らしい雄大な自然に囲まれながら、牛や羊などの動物とふれあい体験やファームエリアをのんびり一周カートドライブを楽しむことができたり、「ミナミナビーチ」という波の出る屋内プールで遊んだりと、子供から大人まで楽しめるアクティビティが充実しています。

また、冬季はスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツが楽しめる「星野リゾートトマム スキー場」が営業しており、本格的なゲレンデを楽しむことができます。夏季にはサップやカヌー、ラフティングなどの水上アクティビティも用意されています。
ビュッフェスタイルのレストランが人気

星野リゾートトマムには、「ニニヌプリ」「ハル」といったビュッフェスタイルのレストランがあり、朝から贅沢な海鮮丼(海宝丼)を食べることができたり、夕食にはファーム星野のチーズを使ったマルゲリータやシンプルなカニの食べ放題など、豊富な北海道食材を使ったメニューが好評です。

レストランの味に関しては最悪といった口コミは調べた限り見当たりませんでした。寧ろ、このレストランの料理の味が想像以上で、今まで食べたホテルのビュッフェスタイルの夕食で一番おいしいとも感じました。ビュッフェなのに手抜き感が一切ない、ほとんどのメニューを食べましたが全部美味しかったです。妻も子供も食事に関しては大満足の様子でした。

「ホタルストリート」は星野リゾートトマム内にある、小さな山小屋風の建物が並ぶ幻想的な場所です。夜になると焚火やイルミネーションが灯り、まるで北欧の街角に迷い込んだような雰囲気に。十数軒の店舗が並び、ラーメンやジンギスカン、Barなど、多彩なお店がウッドデッキで繋がったスポットです。
アクセス方法とエリア内移動手段
星野リゾートトマムへ公共交通機関でのアクセスする場合は、新千歳空港からの直通バス(所要約2.5時間)やJR(トマム駅下車、無料送迎バスあり)の選択肢があります。
直通バスとJRの比較
比較 | 直通バス | JR |
---|---|---|
予約 | トマム発着バスライナー | えきねっと |
片道価格 | 大人5,500円 子供4,500円(3~11歳) | 大人約5,000円 子供約2,500円(6歳~11歳は大人の半額) 1歳~6歳未満は無料 |
時間 | 約2.5時間 | 約2時間 |
予約期間 | ご利用9日前までに要予約 8日~3日前は催行が決定し空席がある場合のみ それ以降はお電話にて予約 | 乗車日の1か月+1週間前から事前申込が可能 |
備考 | ・料金はやや高め ・乗り換えがなく楽 | ・料金はバスより安い ・乗り換えがある ・トマム駅からは無料送迎バスあり |
おススメはレンタカー
星野リゾートトマム以外の観光地を巡る予定があればレンタカーがおすすめです。ただ、冬は雪道での運転が不慣れな方にはレンタカーはおすすめ出来ません。
レンタカーの個人的なおすすめは「ホンダレンタカー 千歳店」です。格安なのはもちろん、楽天トラベルレンタカーアワードを受賞した実績もありサービス・レンタカーの質もとても良かったです。
*「ホンダレンタカー 千歳店」での予約はこちら☞楽天トラベル

リゾート内の移動
リゾート内は広大なため、星野リゾートトマム エリア内バスが運行されており、ホテル棟からレストラン、雲海ゴンドラなど各エリアを結んでいます。悪天候時や雪道でも安心して移動できるのがポイントです。なお、始発の雲海ゴンドラ行きなど混雑する時間帯がある点は注意です。

ホテルの部屋から温泉やレストランなどに距離があるのはそこそこストレスではありました。しかし、レストランではついつい食べ過ぎてしまうのでバスではなく歩いて移動することで多少罪悪感を軽減できるのはいいなと思いました(笑)道中には野生の動物がいたり、子供も道中かけっこしたり楽しんでいましたし、私は最悪とまでは思いませんでした。

なぜ「最悪」と言われるのか?口コミで目立つ3つの理由
星野リゾートトマムには、意外にも「最悪」といった、ネガティブな口コミが散見されます。口コミで目立つ理由は主に3つです。(筆者調べ)
価格の割に老朽化した設備
広い施設内の移動
アクティビティやレストランの混雑
星野リゾートトマムの比較的リーズナブルな宿泊施設である「ザ・タワー」宿泊者からは「部屋が古く空調音が気になる」といった価格の割に老朽化した設備が目立つといった声が見受けられます。これは前述したような、星野リゾートトマムがバブル時代につくられた歴史を持つことを理解し、リノベしきれていない設備類が残っているのも致し方なしと思えるかどうかですかね。星野リゾートトマムは、雲海やアクティビティ・レストランの充実度に特化している施設と割り切り、「ザ・タワー」宿泊者は部屋に期待しすぎないくらいがちょうどいいのかもしれません。いい部屋に宿泊したい場合はワンランク上の「リゾナーレ トマム」を予約しましょう。

これは正直宿泊してみて驚きました。星野リゾートトマムの敷地が広大すぎて、移動時間は相当かかります。徒歩だと移動15分は当たり前です。一番驚いたのは、温泉へのアクセスです。温泉への入り口は「ミナミナビーチ」というプールとつながっているため、プールで遊んでから温泉の動線が前提になっていました。

施設がとにかく広いので、事前に星野リゾートトマムのマップを確認してイメージしておくことで、想像とのギャップなく計画にも狂いなく行動ができると思います。
朝食や夕食の時間帯になると「ニニヌプリ」などのビュッフェレストランに行列ができることもあるそうです。私たちが宿泊した日は特に待ち時間はありませんでした。

星野リゾートトマムは休日・祝日はかなり混雑することを前提に、可能であれば平日などの繁忙期を避けて予約することや、朝早い時間での行動を心がけるなど、タイミングをずらすことである混雑を軽減することができます。雲海テラスの待ち時間も平日であれば30分程と許容範囲でした。
実際に宿泊して感じた良かった点・残念だった点
実際に宿泊して感じた良かった点
✅雲海という特別な体験
確率は高くはありませんが、雲海体験ができる宿というだけで泊まる価値はあると思います。雲海テラスへは宿泊せずとも行くことができますが、朝5時という時間帯的に宿泊がおすすめでしょう。

✅レストランがとにかく美味かった
ビュッフェスタイルのホテルレストランとしては今までで一番おいしいと感じたほどにレストランには満足できました。料理も出来立てが並び、品切れがおきないように常にスタッフの方が料理皿を取り換えていて、とても料理に力を入れているのが伝わりました。
✅子供から大人まで楽しめるアクティビティ
「ファームエリア」だけでも、様々なアクティビティが用意されていて時間が全然足りないほどです。

✅北海道の大自然に囲まれた開放感
北海道らしい体験を満喫できる宿泊施設だと思いました。施設の移動中や温泉に入浴中など野生の動物が普通に暮らしていて、札幌や函館などでは体験できないような、自然に囲まれた生活を体験できる点は、このホテルに宿泊する面白さの一つだと感じました。

✅ホテルのおもてなし
ホテルスタッフのサービスの品質はとてもいいと感じました。「スタッフのサービスの質にバラつきがある」といった口コミもありましたが、個人的には接したスタッフの方々はとても丁寧で、星野リゾートの名に恥じない素晴らしいサービスだったと感じます。

また、子連れファミリーには嬉しい配慮が随所に見られました。私たちは2歳の子供連れでの宿泊でしたが、子供用のアメニティが充実していて、こういった細かい気配りに子供もとても喜んでいました。
実際に宿泊して感じた残念だった点
✅移動は結構きつい
敷地が広大であるがゆえに移動距離が長く、移動にややストレスを感じました。例えば、ホテルからレストランに行くにはバス移動、その後お風呂に行こうと思うとバス移動、といった感じでどこに行くにも10分前後の徒歩移動もしくは、バスの移動が求められます。バスは頻繁にくるので、「最悪」とまでは思いませんでしたが…。
✅雲海テラス行きのバス
個人的に一番気になったのは、2広い施設内の移動にも関連しますが、「雲海テラス」行きのゴンドラが始発午前5時なのに対して、ゴンドラ行きエリア内バスの始発が5時であること。雲海テラスは5時には行列ができているので、宿泊者はオープン前に早く行きたいのに、基本的に徒歩が前提なのは結構辛かったです。(駐車場の混雑を警戒してましたがレンタカー移動でも大丈夫そうではありました)

✅ザ・タワーのエアコン
エアコンは寒冷地の古い宿によくあるビルトインタイプで、位置があまり良くないです。物を置きそうな場所にあるため、中に物をこぼしてしまった痕跡がありフィルターは少し汚かったです。エアコン設備の取り換えは相当コストがかかるでしょうから、仕方ないとは思いますが。
「最悪」との口コミが目立つが本当におすすめできる?
「最悪」との口コミが目立つ理由は前述の通り。星野リゾートトマムは、自然と共存する「非日常体験」を提供する宿泊施設。良くも悪くも「普通のホテル」ではない。そのことを理解して事前理解を深めていれば、満足度の高い経験となるでしょう。
個人的には、「非日常体験」ができる非常におすすめの宿だと思いました
こんな人は要注意
- 観光といえば、ホテルの部屋でゆっくりくつろぐことが好きな方
☞ザ・タワーよりもリゾナーレがおすすめ - 足が不自由な方
☞エリア内バスを活用すれば移動は可能、雲海テラスは結構急な斜面があるため要注意 - 静かな宿を好む方
☞宿泊者が多く割と混雑する宿、羊とお昼寝ハンモックや釣りなどまったり楽しめるものもある - 外国人の宿泊者がいるのが嫌な方
☞外国人は多い(マナーの悪い人は見かけなかったが)
星野リゾートトマムが「最悪」と感じるのは、こうした自分の旅行スタイルとのミスマッチが主な原因だと思われますので、予約前には星野リゾートトマムの口コミや評判をよく読み、自分に合う滞在先かどうかを見極めることが大切です。静寂やプライベート感を重視する方は、リゾナーレや他の高級宿泊施設の検討も視野に入れるとよいでしょう。
星野リゾートトマム|Q&Aとおすすめの過ごし方
- 雲海テラスへのアクセスは?
- 夕食の予約は必要?
- レストラン「ニニヌプリ」と「ハル」の違いは?
- アクティビティは予約が必要?
- 季節別の過ごし方(夏は雲海やラフティング、冬はホタルストリートなど)
- 費用目安と予約方法|楽パックがおすすめ
- (総括)星野リゾートトマム|「最悪」との口コミは本当?
雲海テラスへのアクセスは?
星野リゾートトマムで特に人気の高いスポットが「雲海テラス」です。標高1,088mの場所にある展望施設で、早朝に運が良ければ、幻想的な雲海の絶景を望むことができます。アクセス方法は、ホテル敷地内から運行されている「ゴンドラ山麓駅」へ、徒歩かレンタカーでの移動がおすすめです。




ゴンドラは通常5月中旬〜10月中旬までの早朝限定運行で、時間は日の出に合わせて5:00〜8:00頃までと限られています。宿泊者限定で夏休みなどの繁忙期は朝4:30から運行している期間もありますので事前に運行状況を確認しておくと安心です。
夕食の予約は必要?
星野リゾートトマムには様々なコンセプトのレストランがあります。夕食に関して、予約が必要なレストランと予約ができないレストランがありますので、公式サイトからどのレストランで食事をしたいか事前に確認して、予約するかどうかを決めましょう。
例えば、人気なビュッフェレストラン「ニニヌプリ」は予約ができません。ニニヌプリはとても席数が多いので、食事ができないことはありませんが、時期によっては並ぶことはあるそうです。ただ、予約していなくても食事はできるため、当日のスケジュールが決まっていない場合は、柔軟に対応できるメリットがあります。
✅夕食を予約するメリット・必要性
・当日並ぶ心配がない
・予約限定のレストランがある(ハルなど)
✅夕食を予約しないメリット・妥当性
・スケジュールに合わせ柔軟に行動できる
・予約不可なレストランがある(ニニヌプリなど)
2泊する場合であれば、1日は予約して、別日は予約しないなどでレストランの良さを比べてみるのもおすすめです。1泊でも、朝食も同様に「ニニヌプリ」「ハル」などのレストランから選ぶことができますので、夕食は予約が必須な「ハル」、朝食はキャパがある「ニニヌプリ」を利用するなどされてもいいかもしれません。
レストラン「ニニヌプリ」と「ハル」の違いは?
「星野リゾートトマム レストラン」の中でも代表的な2店舗が「ニニヌプリ」と「ハル」です。どちらも人気が高く、宿泊者の間でよく比較されます。
ニニヌプリは木々に囲まれた開放的な空間が特徴の大型ビュッフェレストラン。

北海道産の食材を活かした約40種類の料理が楽しめるため、ファミリー層に人気があります。子ども向けメニューやアレルギー対応も整っています。
夕食

北海道の素材を活かした多彩なメニューは全て感動する美味しさでした。目玉はファーム星野のチーズを使ったピザと、ライブキッチンでの牛肉の鉄板焼きです。マグロやタコなどの刺身も美味しかったです。




✅お子様のパティシエ体験
夕食ではお子様が本格的なパティシエに変身し、季節ごとのオリジナルスイーツづくり体験もできます。うちの子はまだ小さいので体験できませんでしたが、大人から子供まで楽しめる素敵なレストランです。
・料金:1,500円(税・サービス料込)
・時間:18:00/18:40/19:20/20:00(各回約20分)
・受付:レストラン入店時に受付
・対象:4歳から10歳(当レストランの利用者に限る、各回4名まで)
朝食
朝食名物の「海宝丼」は外せません。

その他の料理もとても美味しかったです。朝から贅沢すぎます。

続いて、ビュッフェダイニング hal -ハル-の紹介です。
ハルは、「カニ」と「サーモン」をコンセプトにこだわりの料理が並ぶビュッフェレストラン。

ニニヌプリと比較して席数は少な目。事前予約必須・時間厳守のレストランです。私たちは予約時間の30分前に到着しましたが定刻までは入場できないそうなので、あまり早く着いてもすることがないためスケジュール調整が大切です。
夕食

「カニ」と「サーモン」がコンセプトなだけあって、茹でカニや蟹グラタン、サーモンといくらの手巻き寿司、サービスの漬け・茶漬けなど北海道を代表する魚介類がメニューの中心のレストランでした。




ハルはデザートも豊富で、綿あめで作った「雲海パフェ」など、子供も嬉しいメニューが豊富です。

朝食
ハルの朝食は、パンの種類が豊富で特にパン好きな女性には嬉しいメニューでした。

私はご飯派なので、サーモン丼をいただきました☺

ニニヌプリとハルどちらもおすすめなレストランでしたが、個人的には魚介類が豊富なのとデザートが充実していた「ハル」の方が好みでした。同じビュッフェスタイルのレストランですが、コンセプトが違うのでよく検討して選びましょう。ニニヌプリとハルの主な特徴を表にまとめると以下の通りです。
違い | 森のレストラン ニニヌプリ | ビュッフェダイニング hal -ハル- |
---|---|---|
特徴 | ・ファーム星野の乳製品を使用したメニュー などバリエーション豊かな料理が並ぶ ・席数が多い ・森に囲まれた景色のいいレストラン ・朝食の海宝丼が人気 | 「カニとサーモン」をコンセプトに こだわりの料理が並ぶ ・席数は少ない ・森の景色が見えない席もある ・朝食はパンの種類が豊富 |
予約 | 不可 | 必要(予約者限定) 予約ページ:星野リゾートトマム公式サイト |
料金 | 5,000円 | 5,000円 ※前日の場合50%、 当日の場合100%のキャンセル料金あり |
アクティビティは予約が必要?
星野リゾートトマムの滞在中に楽しめるアクティビティは季節によって異なります。公式サイトで現在行われているアクティビティを確認の上、体験したいものがあれば事前予約しておきましょう。
驚くほどアクティビティが充実しています(笑)
早朝は「雲海テラス」で雲海チャレンジがあり、その後も予約していなくても楽しめるアクティビティが沢山ありますので、個人的には無理に予約はせずとも楽しめると思います。
例えば、カートドライブは予約不要で楽しめる人気なアクティビティです。

ファームエリアをドライブでき、牛や馬などを見つけては、自由なタイミングでカートを停めて写真撮影等をすることができます。
ドライブコースは、ショートコース約10分とロングコース約20分があります

巨大牧草ベッドという映えスポットも

放牧された牛をこんなに間近で初めて見ました

羊とお昼寝ハンモックを楽しめる場所もありました

ファームエリア以外にも、ミナミナビーチで波の出るプールを楽しみ、プールの後は温泉を満喫したりと、とにかく時間が足りません。

予約せず楽しめるミナミナビーチやファームエリアのアクティビティなどがあることを理解した上で、やりたいアクティビティを取捨選択してスケジュール調整ができそうであれば体験を予約しましょう。
季節別の過ごし方(夏は雲海やラフティング、冬はホタルストリートなど)
星野リゾートトマムは四季折々の楽しみ方ができるのが魅力です。

✅夏は雲海とファームエリアでの動物ふれあい体験、アウトドア体験が人気
夏は「雲海テラス」からの絶景鑑賞が定番。加えて、ファームでの動物ふれあいや、ラフティング、森林散策といったアウトドア体験も人気です旅行者の多くは避暑を目的に星野リゾートトマムを訪れ、自然と共に過ごす贅沢な時間を求めています。
✅冬はウィンタースポーツやアイスビレッジなどが人気
一方、冬は「星野リゾートトマム スキー場」でのウィンタースポーツに加え、イルミネーションが美しい「ホタルストリート」や氷の幻想世界「アイスビレッジ」など、非日常の体験が豊富。室内温水プール「ミナミナビーチ」もガラス張りの館内は常に30℃以上のため年中楽しめ、寒い日でも快適に過ごせます。
どの季節もそれぞれ異なる表情があり、リピーターが多いのも納得の魅力です。旅行の目的に応じて、季節ごとの特徴を活かした過ごし方を計画しましょう。
費用目安と予約方法|楽パックがおすすめ
費用目安
星野リゾートトマム2泊3日旅行の予算目安は、1人あたりおおよそ12万円前後を見込んでおくと良いと思います。
項目 | 内容・内訳 | 金額目安(1名分) |
---|---|---|
「楽パック」利用 航空券+宿代 | 往復(東京~旭川で仮に計算) 朝食付 | 約60,000円~ |
レンタカー代 | コンパクトカー・3日間利用・ガソリン代込 20,000円/2人=10,000 | 約10,000円~ |
食費 | 昼2,500×3日=7,500 晩5,000×3日=15,000 | 約22,500円~ |
観光・体験費 | 星野リゾートトマムアクティビティ体験 | 約5,000円 |
その他・雑費 | お土産、高速代など | 約15,000円 |
合計 | 約112,500円~ |
楽パックがおすすめ
北海道旅行でおすすめな予約方法は、楽天トラベルの「楽パック」(ダイナミックパッケージ)の活用です。
✅自由度が高い
「楽パック」は、JAL・ANAの航空券と、楽天トラベルが提供する宿泊施設・レンタカーを自由に組み合わせることができるため、自由度の高いパッケージツアーが予約可能です。
✅通常予約よりも格安
「楽パック」を活用すれば、通常予約よりも格安でJAL・ANAの航空券と高品質な宿の予約が可能です。
例えば、同じ条件(JALの同じ便、「トマム ザ・タワー by 星野リゾート」に大人2人1部屋(ファミリーツイン)2泊3日)で、通常通り航空券+宿を予約した場合と「楽パック」で予約した場合を比較してみます。
通常予約:59,390円/人
・航空券代:約24,630円/人
(往路12,315+復路12,4315)

・宿代:約34,760円/人


楽パック予約:58,700円/人
・航空券代+宿代:58,700円/人

上記比較は航空料金がかなり安い期間であったため、差はほとんどありませんでしたが、航空券代金が高い時期であれば、通常比較よりも「楽パック」を活用したほうが割引率は高くなる傾向にあります。上記比較はあくまでサンプル比較ではありますが、「楽パック」を活用したほうが安いのは確かなようです。とりあえず両方検索して料金比較をしてみて損はないでしょう。
✅子連れ家族におすすめ
子連れ家族の場合、どうしても荷物が多くなったり、子供がいるとフライト中のストレスが増すことが想定されます。JAL・ANA便の快適さ、キャリーケースなどの追加料金なし、無料WiFiが利用可能、生後8日~2歳までの幼児は、大人1名につき1名まで膝の上に座る場合に限り無料で搭乗可能などのメリットがあるため子供連れの家族は「楽パック」でJAL・ANA便の予約がおすすめです。(LCCのPeachは1歳まで無料、LCCは狭くて膝上はそもそも厳しいが)
✅予約変更はできない
デメリットは、”JRチケット・航空券とホテルをセットで予約+基本的に予約の変更ができない”という縛りがあること。逆にそういった縛りがあるからこそ割引価格で予約することができることにも納得です。
じっくりプランを練った上で、ダイナミックパッケージでプランを固めてしまうのがコストを抑えるおすすめな手法で、実際に北海道旅行含め、私も長旅は基本的にダイナミックパッケージを利用します。
(総括)星野リゾートトマム|「最悪」との口コミは本当?
本記事では、星野リゾートトマムの口コミで「最悪」との口コミが目立つ理由を知るため、星野リゾートトマムとはどういった施設なのか、筆者が実際に宿泊してみて感じたことなどを説明させていただきました。
まとめ
- 星野リゾートトマムは北海道の自然を満喫できる滞在型リゾートで、意外と歴史がある施設
- 夏は雲海やファーム体験・アウトドア体験、冬はウィンタースポーツなど四季を通じて楽しめる
- 宿泊施設は「ザ・タワー」と「リゾナーレ トマム」の2棟あり、価格・快適性・対象客層に明確な違いがある
- 施設へは直通バスかJRでアクセス可能、柔軟なプランにしたいならレンタカーがおすすめ
- エリア内の移動はバスか徒歩が中心で、距離があるため移動はかなり面倒
- 予約不可の「ニニヌプリ」と予約必須「ハル」の2つのレストランがめちゃくちゃ美味い
- 予約が必須のアクティビティがあるため事前に要確認(予約せずとも楽しめるアクティビティは多い)
- 「最悪」との口コミは、以下のような面で期待とのギャップによるものが中心。特にザ・タワー利用者に多い傾向。
・価格の割に老朽化した設備
・広い施設内の移動
・アクティビティやレストランの混雑 - 実際に宿泊して感じた良かった点
・雲海という特別な体験
・レストランがとにかく美味かった
・子供から大人まで楽しめるアクティビティ
・北海道の大自然に囲まれた開放感は◎
・ホテルのおもてなしが良い - 実際に宿泊して感じた残念だった点
・移動は結構きつい
・雲海テラス行きのバスは始発が遅い、徒歩移動は朝が早いため結構きつかった
・ザ・タワーのエアコンは古い - 宿泊の満足度を高めるには、時期・混雑時間の把握が重要
- 旅行予約は個別予約と「楽パック」を比較するとよい
- 総合すると、個人的には、「非日常体験」ができるいい宿だと感じたが、静寂やプライベート感を重視する方は、リゾナーレや他の高級宿泊施設の検討も視野に入れるとよいと思った
「最悪」との口コミが目立つ星野リゾートトマムに宿泊したリアルな感想を良い点・悪い点包み隠さずまとめました。「実際どうなの?」と気になる方はぜひ参考にしてみてください。
旅行に役立つ記事に仕上がったと思いますので、是非ブックマークをしていただき、旅行の道中にも読んでもらえると嬉しいです☺


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