福岡観光について「グルメはあるが観光する場所はない」そう言われることが多いです。そんな福岡県は筆者の地元であり、今回はまだあまり知られていない福岡県の穴場スポット「うきは」の魅力とモデルコースについて紹介します。
福岡県の南東部に位置する「うきは市」は、豊かな自然と古き良き街並み、そして四季折々のフルーツ狩りやおしゃれなカフェが立ち並ぶエリアです。博多や久留米からもアクセスしやすく、半日観光から1泊2日の小旅行まで楽しめるのが魅力。特に子連れ家族にとって、人混みもなく安心してゆったり過ごせる環境が整っているのもおすすめポイントです。吉井白壁の町並みや浮羽稲荷神社などのインスタ映えスポット、名物グルメ「吉井十八」のとんかつ、そして「やまんどん」でのフルーツ狩り「調音の滝」での水遊びなど、見どころ・遊びどころが実は満載です。
この記事では、そんな「うきは市」の所要時間別モデルコースやグルメ情報、子連れに優しい観光のポイントなどを紹介します。
- うきは市は福岡の穴場観光スポットで、半日~1泊2日まで楽しめる
- 「吉井白壁の町並み」「浮羽稲荷神社」などインスタ映えスポットが多数
- 「調音の滝」「やまんどん」など、子連れ家族にぴったりの自然体験が可能
- 名物グルメ「吉井十八」のとんかつや「ぱんのもっか」などパン屋巡りもおすすめ
- 福岡市内から車で約1時間半、アクセスも便利で気軽に訪れやすい
うきは市観光モデルコース|福岡県の穴場スポットとして「うきは」がおすすめな理由とその魅力
- 福岡県「うきは市」が穴場観光スポットとして注目される理由
- 「吉井白壁の町並み」「浮羽稲荷神社」「ぶどうのたね」などインスタ映えスポットが多数
- うきは観光がファミリー層に人気なワケ|「調音の滝」「やまんどん」「浮羽つり堀」など子連れにおすすめなスポットが多数
- フルーツ王国うきは|季節ごとの楽しみ方(イチゴやシャインマスカット、梨、ぶどう狩りなど)
- うきはのおすすめグルメ(ごはん)|おにぎり屋「COMECO」、日本一のとんかつ「吉井十八」
- 福岡市からうきは市へのアクセス方法と移動手段|車なし・車ありどちらがおすすめ?
- 浮羽稲荷神社に駐車場はある?
福岡県「うきは市」が穴場観光スポットとして注目される理由

うきは市は、福岡市内からのアクセスは比較的良好でありながら、観光地化されすぎていない穴場感が最大の魅力です。吉井の白壁の町並みは江戸時代から続く商家の風情を色濃く残し、白壁や格子窓が続く通りはまるで時代をさかのぼったかのような景観を楽しめます。

古民家をリノベーションしたカフェや雑貨店などが点在しているので、町を散策しながらまだあまり知られていない自分のお気に入りのお店を探す楽しみがあります。

また、うきはは四季折々の果物が収穫できる「フルーツの里」としても広く知られ、春はいちご、夏は桃や梨、秋はぶどうや柿と、年間を通じて旬の味覚を堪能できます。地元農家直営の果樹園が多数あり、家族連れで果物狩りを楽しむ観光客も多く、食と体験の両方を味わえるのが特徴です。

うきは市の観光は週末でも混雑は少なく、落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと写真撮影や街歩き、グルメを楽しめるのも大きな魅力です。特に小さな子どもを連れた家族にとって、人混みを避けながら快適に観光できる環境が整っているのは嬉しいポイントといえるでしょう。最近は、インスタ映えするスポットとして注目を集めているため、観光客は増えつつあるそうです。
「吉井白壁の町並み」「浮羽稲荷神社」「ぶどうのたね」などインスタ映えスポットが多数
吉井白壁の町並み

吉井白壁の町並みの白壁や格子窓が続く通りは、歩くだけで絵になります。
福岡県うきは市にある筑後吉井地区は、江戸時代に豊後街道の宿場町として栄え、現在もその歴史的な面影を色濃く残す魅力的な観光地です。筑後吉井地区の最大の魅力は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている「白壁の町並み」で、なまこ壁や格子窓が美しい白壁の古民家が軒を連ね、訪れる人々をタイムスリップしたかのような非日常的な空間へと誘います。

古民家をリノベーションしたおしゃれなカフェや、町家風の雑貨店が数多く点在しています。歴史を感じながら、ゆったりとカフェ巡りや買い物を満喫できるのが、このエリアの大きな魅力と言えるでしょう。
浮羽稲荷神社

浮羽稲荷神社は、朱色の鳥居が山肌に沿って連なる絶景のパワースポットとして知られ、そのフォトジェニックな景観がインスタ等のSNSでも話題になっています。
朱色の鳥居が連なる光景は圧巻で、鳥居をくぐりながら階段を登っていく体験自体が、特別な思い出になります。階段を登った先に待っている鳥居と筑後平野の壮大な景色が織りなす絶景は、忘れられない感動を与えてくれるでしょう。
ぶどうのたね

「ぶどうのたね」は複数のカフェや雑貨店が集まった複合施設。
ここでは和菓子や雑貨などの買い物を楽しめるほか、レストランやカフェでは木漏れ日の中、くつろぐひとときを味わうことができます。

「ぶどうのたね」は、県外からの観光客にも十分おすすめできるスポットで、自然とお洒落なお店が調和する、うきは市を象徴する観光スポットだと思います。
うきは観光がファミリー層に人気なワケ|「調音の滝」「やまんどん」「浮羽つり堀」など子連れにおすすめなスポットが多数
子連れ家族旅行で大切なのは、子どもが安心して「遊べる場所」、家族みんなで食を楽しめる「グルメ体験」、そして移動や観光の合間に「休憩できる環境」の3つのバランスです。さらに、子供から大人まで幅広い年齢層が楽しめるアクティビティが揃っているかどうかも、子連れ観光スポットを選ぶ上での大きなポイントだと考えています。
例えば、うきは市には夏場に水遊びができる「調音の滝公園」や、果物狩りが楽しめる「やまんどん」があります。
調音の滝

調音の滝は、「水源の森百選」にも選ばれたことのある、訪れる人々にやすらぎを与えてくれるスポット。名前の由来も、滝の水音が音を奏でるかのように聴こえたことにあるそうです。

夏場には「流水プール」が開催され、自然の水の冷たさを安全に体験できます。ウォータスライダーは、かなりスピードが出るようでかなりスリルがありそうでした(笑)

また、美味しいお水で「流しそうめん」も味わうことができます。とても雰囲気がいいので、子供が楽しめるだけでなく、大人も癒されるスポットです。
うきは果樹の村やまんどん

「やまんどん」ではイチゴやぶどう、シャインマスカットなど季節ごとのフルーツ狩りが体験でき、収穫した果物をその場で味わえるのが魅力です。また、「やまんどん」から少し階段を登った場所にある「夢語寄家」というカフェも人気です。

店内はとても雰囲気が良く、地元の野菜や収穫した旬のフルーツを使った料理やケーキなどを味わうことができます。

週末のランチは1時間以上待つこともあるので、個人的にはカフェ目的で訪れるのがおすすめだと感じました。(14時までに”入店”できなければランチを食べることができないのも結構リスクです)

やまんどんには、他にも美味しい湧水を汲むことができる場所もあります。大人から子供まで楽しめるので、うきはに訪れた際には是非立ち寄りたいスポットです。
浮羽つり堀
その他にも、「浮羽つり堀」では手ぶらで釣り体験が可能で、釣った「ヤマメ」などの魚をその場で調理して食べられるサービスがあり、親子で学びと食の両方を楽しむことができます。
そのほか、近隣には芝生広場や遊具が設置された公園も点在し、子供が思い切り遊べる環境が整っています。観光スポット同士の距離も近く、車で数十分圏内に複数の施設が集中しているため、移動負担が少なく効率的に観光できます。こうした要素が揃っているため、家族旅行にうきは市を選ぶ人が増えており、安心と充実を両立できるエリアとして人気を集めています。
フルーツ王国うきは|季節ごとの楽しみ方(イチゴやシャインマスカット、梨、ぶどう狩りなど)

うきはは「フルーツ王国」と呼ばれるほど果物が豊富で、1年を通じてさまざまな旬の味覚を体験できます。春はイチゴ狩りが盛んで、子ども連れに人気の観光農園では甘酸っぱいイチゴをその場で収穫して味わうことができます。

夏になると桃や梨が出回り、果汁たっぷりの桃やみずみずしい梨は暑い時期の観光にぴったり。秋にはぶどうやシャインマスカットが最盛期を迎え、特に大粒で皮ごと食べられるシャインマスカット狩りは観光客に大人気です。冬になると柿が旬を迎え、地元直売所では干し柿や加工品も豊富に揃います。
(9年連続九州・山口の道の駅1位を獲得した)道の駅うきは

観光農園や直売所だけでなく、「道の駅うきは」でも新鮮なフルーツを手軽に購入できるため、観光と合わせてお土産探しも楽しめます。


果物を使ったお酒・ソフトドリンクやスイーツ、ジャム、フルーツサンドなどの加工品も多く販売されており、旅の思い出を自宅に持ち帰れるのも魅力です。
九州じゃらん(九州・山口)「みんなが好きな道の駅ランキング」にて9年連続1位を獲得した実績は伊達ではないです。(2025年時点の話)
うきはのおすすめグルメ(ごはん)|おにぎり屋「COMECO」、日本一のとんかつ「吉井十八」
うきは市は古民家をリノベーションしたカフェや地元食材を活かしたレストランが豊富に揃っており、食文化そのものが観光資源といえます。
子連れにおすすめ「おにぎり屋 COMECO」

中でも「おにぎり屋 COMECO」は、吉井白壁の町並みにある子連れ家族におすすめのお店。うきは市産のお米で美味しいおにぎりと米粉のお菓子を作っているお店で、「お子様ランチ(500円)」は大人でも満足な内容です(笑)

大人のランチもおにぎりが2つついているので男性でも結構満足な内容でした。

お子様カトラリーだけでなく、ミルクのお湯等も準備くださるそうで、赤ちゃん含め子連れに優しいお店だと感じました。実際に、私たちが訪れた際には大半が子連れのお客さんでした。他は、インスタ女子っぽいお洒落な女性客が多い印象です。
日本一のとんかつ「吉井十八」

吉井十八は日本一と評される厚切りとんかつを提供しているお店。外はサクサクの衣で包まれ、中は柔らかくジューシーな肉汁が溢れる仕上がりで、口に入れた瞬間に幸福感が広がります。

確かに、私が今まで食べたとんかつの中で一番おいしいと感じました。ボリューム満点ながら脂っこさを感じさせないため、子供から大人まで大満足間違いなしの一品です。
吉井十八さんは、幻の豚「TOKYO X(トウキョウ エックス)」を九州で唯一仕入れるルートを持っているお店で、一頭買いしている関係で、夕食は複数の部位を消費できるよう、しゃぶしゃぶとセットでのみ、とんかつを注文できるそうです。

このしゃぶしゃぶも絶品で、このお店のためだけに、またうきは市に来たいと思える味でした。
鍋の中には、3ヶ月漬けた「白菜の古漬け」が入っており、白菜から出る出汁と豚の旨味が鍋の中には溶け込んでいるため、お椀のお出汁に”お塩”をかけていただくのが、素材の味が分かるおすすめの食べ方とのことでした。ポン酢もあるので食べ比べもできます。


あと、このお店の店主さんがとても気さくで、すぐにこのお店のファンになりました。教えていただいた豆知識の一つなのですが、白菜の古漬けをしゃぶしゃぶに一緒に入れることで、白菜の酵素で豚肉のアクが分解され、一度もアクとりが必要ないそうです。また行きたい!
福岡市からうきは市へのアクセス方法と移動手段|車なし・車ありどちらがおすすめ?
車ありでの移動
福岡市中心部からうきは市までの所要時間は車で約1時間。九州自動車道や大分自動車道を利用すると快適にアクセスでき、週末のドライブコースとしても最適です。
車なしでの移動
公共交通機関ではJR鹿児島本線と久大本線を利用して「うきは駅」までアクセス可能で、駅からはタクシーやバスで主要観光地に向かうこともできます。所要時間は電車で約2時間です。JRで久留米や日田方面と組み合わせるプランも可能なので、鉄道旅好きな人は選択肢としてはありです。
車なし・車ありどちらがおすすめ?
うきは市の観光スポットは市内に点在しており、バスやタクシーを使えば行けなくもないですが、特に子連れやグループ旅行では車やレンタカーを利用するのが効率的でおすすめの移動手段だと思います。
特にフルーツ狩りや温泉など郊外に広がるスポットへは車移動が安心で、ベビーカーや荷物が多い子連れ旅行にも便利です。さらに車であれば道の駅や直売所に立ち寄りやすく、途中の景色を楽しみながら自由にプランを組み立てられるメリットもあります。快適さや自由度を考慮するとやはり車移動がおすすめといえるでしょう。モデルコースも車移動前提で紹介させていただきます。
浮羽稲荷神社に駐車場はある?

駐車場はあります。浮羽稲荷神社 第1駐車場が鳥居に近くおすすめです。驚くことに、浮羽稲荷神社 第1駐車場から鳥居の絶景までは、歩いて1分ほどの距離にあります。

階段・鳥居を登った先にあるので、実は階段を登らずとも鳥居の絶景が見れてしまいます。足の悪い方や妊婦の方など、激しい運動に抵抗がある方でも、車でたどり着けるのはありがたいですね。
駐車場の場所から少し登れば、浮羽稲荷神社にお参りも可能です。

頂上には御朱印帳直書きやおみくじもあります。

頂上にはトイレもあるので子連れ家族でも安心です。
夜間にはライトアップも行われ、朱色の鳥居が闇に浮かび上がる幻想的な景観が広がり、昼間とは異なる雰囲気を堪能できます。
浮羽稲荷神社・鳥居は、足の悪い方や子連れ家族でも、気軽に訪れることができる絶景スポットなので、是非足を運んでみてください。
うきは市観光1泊2日モデルコース(子連れ家族におすすめ)
- 半日・日帰り・1泊2日|所要時間別おすすめモデルコース概要
- 1日目午前・お昼|吉井白壁の町並み散策・ランチ
- 1日目午後|吉井の歴史と雑貨を楽しむ街歩き
- 1日目夕方〜夜|筑後川温泉ふくせんかで癒しのひととき&吉井十八で夕食
- 2日目午前|浮羽稲荷神社参拝・調音の滝で癒しの時間
- 2日目昼|ぶどうのたねを満喫
- 2日目午後|やまんどん果樹園・道の駅うきはでお土産探し
- モデルコースに組み込みやすい周辺スポット紹介
半日・日帰り・1泊2日|所要時間別おすすめモデルコース概要
✅半日観光:吉井白壁の町並みを中心にした散策に加え、古民家カフェでの軽食や休憩、「道の駅うきは」でお土産や旬のフルーツ・特産品を購入できます。短時間でも街の雰囲気と味覚の両方を楽しめます。
✅日帰り観光:朝早くにうきは市に到着し効率よく観光すれば、日帰りで十分観光することが可能です。午前は吉井白壁の町並みを散策し、昼食に古民家レストランを利用。その後は「浮羽稲荷神社」で絶景の鳥居参拝、午後は季節のフルーツ狩りを楽しめます。時間に余裕があれば「ぶのうのたね」で買い物をしたり、「調音の滝」で子供と水遊びをする選択肢もあります。
✅1泊2日観光:子連れ家族におすすめなのは1泊2日旅行です。時間に余裕を持って、ゆっくりと観光することができます。1日目は吉井の町歩きに始まり、雑貨店や歴史資料館を訪問した後、夕方には「筑後川温泉ふくせんか」で温泉入浴、夜は「吉井十八」で名物とんかつを堪能。2日目は「浮羽稲荷神社」で参拝し、御朱印や写真撮影を楽しんだ後、「調音の滝」と「ぶどうのたね」で自然と食を満喫。午後には「やまんどん」でフルーツ狩りを体験し、「パン屋なかがわ」の美味しいパンを購入したり、「道の駅うきは」でお土産・旬のフルーツを探すうきはを満喫できる観光コースです。

このように、所要時間に応じて半日から1泊2日まで柔軟なプランニングが可能で、初めて訪れる方でも無理なく安心して楽しめるのが大きな魅力です。個人的にうきは市の観光は、1泊2日のプランが特におすすめなので、もう少し詳しくご紹介させていただきます。半日~日帰り予定の方は、今から紹介するモデルコースが行きたい場所をピックアップしてアレンジしてみて下さい。
【うきは市観光1泊2日モデルコース|1日目午前・お昼】吉井白壁の町並み散策・ランチ

まずは、うきは市を代表するスポットである吉井白壁の町並みを歩きながら、レトロな街並みと地元グルメを満喫しましょう。驚いたのは、観光地でありながら駐車場が無料であること。私たちはうきは市が管理する「白壁交流広場 駐車場」という駐車場を利用しましたが、観光地への利便性もいいので、とてもおすすめです。週末でも難なく停めることができました。

白壁や格子窓が続く町家風景は、まるで時代をさかのぼったかのような雰囲気で、散策するだけでも楽しいです。

ランチにおすすめなのが、うきはのおすすめグルメでも紹介したおにぎり屋「COMECO」さんです。子どもから大人まで満足できるメニューが用意されています。私はガッツリ食べたかったので唐揚げ付きのランチメニューを注文。

おにぎり等のテイクアウトもあるので、お腹に余裕があればおにぎりの食べ比べもいいかもしれません。

他にも店内には雑貨やお洒落な子供用品も置いているので、女性は特に満足度の高いお店だと感じました。

食事をした後も、吉井白壁の町並みの散策を楽しみます。
【うきは市観光1泊2日モデルコース|1日目午後】吉井の歴史と雑貨を楽しむ街歩き
おにぎり屋「COMECO」から少し歩くと、「生活購買店 reed」というお洒落な雑貨屋を見つけました。

店内には店主こだわりの雑貨が並んでおり、妻は目を輝かせていました。


私たちは家用にお皿を何点か購入してお店を後にしました。1Fには「MINOU BOOKS」というお洒落なカフェ兼本屋がありますので、時間に余裕があれば珈琲片手に本を読む贅沢な時間を過ごすことができそうです。(子連れ家族には少し難しいかもですが)

次に、うきは市の超人気なパン屋「ぱんのもっか」へ歩いて向かいます。

「ぱんのもっか」では、国産小麦やうきは産の卵、地元の野菜・フルーツを使った、様々な種類の焼き立てパンを味わうことができるお店です。小さな子供から年配の方まで安心して食べることができるように、極力無添加にこだわっているのも嬉しいポイントです。

店内には子供が暇しないようにおもちゃを置いていたり、子連れ家族に優しいお店だと感じました。

お店の外には食事スペースもあるので、出来立てのパンをその場で味わうことができます。

パンをいくつか購入し、外で購入した生クリームマカロンをいただきました。ビジュアルだけでなく地元民に愛されるだけあって味も最高でした☺

「ぱんのもっか」の目の前にある、「李椿(りちゅん)」という器のお店もお洒落でとてもおすすめです。店主は普段個展やギャラリーへの出店をメインに活動されているそうなので、月にオープンしている日は平均して数日しかないそうですが、営業されていたらラッキーなので是非立ち寄りましょう。

食事や買い物を満喫した後は、吉井町の歴史を感じましょう。「居蔵の館」では、うきは市吉井町の重厚な町並みを形成した土蔵造りの中でも特に完成度の高い建築物で、施設内では江戸期から続く商家の文化や建築様式を学ぶことができます。

例えば、トイレの天井は天井板を少しずつズラすことで蒸気を逃がす技法が用いられているそうで、換気扇がない当時のアイデアに驚きました。他にも庭園を眺めることができる角座敷の景色も気に入りました。

現代の建物はエアコンがないと生活できない暑さですが、当時は日陰を作り風通しの良い構造なのか、真夏でも快適なのはとても不思議でした。(暑くないと言えばうそになりますが、生活できるレベルの気温)建物内部には当時の生活道具や商いに関するものが展示されいるので、子供が当時の暮らしに興味を持つきっかけになるかもしれません☺
次に向かうのはカフェです。うきは市にはお洒落なカフェが沢山あるので気になるお店をチェックしておきましょう。

私たちは妻の要望で「キチココ」というお店でかき氷を食べることに。少し歩けば「白翠 -hakusui-」という人気なかき氷を食べることができるカフェもありましたがこの日はお休みでした。

「キチココ」さんのいちごミルク(マスカルポーネトッピング)かき氷も美味でした。道中もお洒落なカフェをいくつか見つけましたので、また遊びに来たいですね。
うきは市の吉井には観光の重要な要素であるグルメ・歴史・ショッピングが揃っており、散策を通じて吉井町の奥深い魅力を知ることができると思います。
【うきは市観光1泊2日モデルコース|1日目夕方〜夜】筑後川温泉ふくせんかで癒しのひととき&吉井十八で夕食
観光で歩き回った疲れを癒ため「筑後川温泉」へ向かうのがおすすめです。吉井の町並みから筑後川温泉までは車で約15分ほどの距離にあります。

私たちは「筑後川温泉ふくせんか」という宿に早めにチェックインしました。筑後川のほとりに位置する温泉宿で、源泉掛け流しのお湯は肌に優しく体の芯から温まると評判です。料金も一人1万円以下から宿泊できてコスパ◎です。
露天風呂からは川のせせらぎを聞きながらゆったり過ごせると人気で、子連れでも安心して入浴できる家族風呂も用意されています。

生ビール・ソフトドリンク・アイスクリームなどがラウンジスペースで15時~21時までの間であれば無料サービスでいただけるのも嬉しいポイントです。

お部屋はとても広くて、筑後川を眺めることができて景色も最高です。

筑後川で釣り(おそらくアユの友釣り?)をしている人を眺めたり、ゆったり流れる時間を楽しむことができます。筑後川って綺麗なんですね。

子連れ家族に特におすすめなポイントは、アメニティが充実しすぎているところです。おむつや粉ミルク、子供用のボディーソープまで用意してあって驚きました。

温泉でリラックスした後は、夕食にうきはのおすすめグルメでも紹介した「吉井十八」へ。サービスでビールやアイスがあるなら夕食も宿で食べればよかったと少し後悔しましたが、「吉井十八」は本当におすすめなので是非おすすめしたいです。

日本一とも称される厚切りとんかつやしゃぶしゃぶを堪能できます。お肉が嫌いな子供は少ないでしょうから、家族全員が満足できる夕食としておすすめです。

とんかつとしゃぶしゃぶは塩でいただくのがお店のおすすめです。自家製ポン酢も美味でした。

高菜が乗ったご飯にしゃぶしゃぶで豚や野菜の出汁がでた汁をかける鍋の〆ご飯も最高でした。

お腹いっぱいになった後は宿に戻ってフリードリンクや温泉などを楽しんでから眠りにつきます。

※抱き枕は持参です。
【うきは市観光1泊2日モデルコース|2日目午前】浮羽稲荷神社参拝・調音の滝で癒しの時間
2日目の朝は「浮羽稲荷神社」へ。

山肌に沿ってずらりと並ぶ連なる朱色の鳥居は圧巻で、参道を歩くたびに異世界へ迷い込んだかのような不思議な感覚を味わえます。境内からは筑後平野を一望でき、季節ごとに異なる美しい景色が広がるため、春の桜、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪化粧と四季折々の魅力を楽しめます。

頂上には御朱印をいただける場所もありますので、御朱印帳で集めている方はお忘れないように。夜間にはライトアップも行われ、朱色の鳥居が闇に浮かび上がる幻想的な景観が広がり、昼間とは異なる雰囲気を堪能できます。写真愛好家やカップル、家族連れまで幅広く楽しめるうきはを代表する観光スポットのひとつです。

また、前述の通り階段を登らずとも、車で浮羽稲荷神社がある頂上付近まで移動し駐車することができますので、子連れや足の悪い方でも安心です。

稲荷神社に行くと必ず狐がいますが、その関係きになりませんか?稲荷大神は農業神であることから、農作物を食べるネズミを駆除してくれる狐は守護神として稲荷大神の神使になったと考えられているそうですよ。
稲荷神社で長い階段を登って疲れた後は、「調音の滝」でマイナスイオンをたっぷり浴びてリフレッシュ。

滝の周辺は遊歩道や東屋が整備されており、夏は涼を求める家族連れで賑わいます。

子どもが水辺で遊んだり、親がベンチで一息ついたりと、自然の中で穏やかな時間を過ごせるのが魅力です。
【うきは市観光1泊2日モデルコース|2日目昼】ぶどうのたねを満喫
お昼に立ち寄りたいのが「ぶどうのたね」です。

「ぶどうのたね」は「cafe たねの隣」「cafe 坂の下の店」「ぶどうのたね 服飾」「ぶどうのたね 器」「和菓子 葡萄家」などカフェや雑貨屋、食事処などが集まった複合施設です。




例えば「cafe 坂の下の店」のランチでは地元食材を活かした料理や旬のフルーツを使ったデザートが揃い、子どもでも安心して食べることのできるメニューが豊富です。


おしゃれな空間で食と自然を同時に味わえるひとときは、旅の途中で心と体をリフレッシュさせてくれる大切な時間となるでしょう。
【うきは市観光1泊2日モデルコース|2日目午後】やまんどん果樹園・道の駅うきはでお土産探し
午後は「やまんどん」でフルーツ狩り体験を楽しみます。

到着したらまず隣接する行列のできるカフェ「夢語寄家」の順番待ちのボードに名前を書きます。待っている人数にもよりますが、私たちが訪れた日は10組ほど待っていて、その待ち時間でフルーツ狩りを楽しむとちょうどいい時間になりました。

季節ごとにいちごやぶどう、シャインマスカットなどを収穫でき、子どもと一緒に果物を摘む体験は旅の思い出作りに最適です。果樹園内には休憩スペースや直売所もあり、採れたてのフルーツを味わったりお土産用に購入することも可能です。

フルーツ狩りを楽しんだ後は「夢語寄家」に戻って呼ばれるのを待ちます。14時までに店内に入店することができればランチを食べることもできますが、アフタヌーンティーやデザートを楽しむのがおすすめです。

最後は「道の駅うきは」で旅の締めくくり。

ここでは新鮮な野菜やフルーツ、地元ならではの加工品やお菓子が揃い、広い売り場を巡るだけでも楽しめます。

お土産選びにぴったりの場所なので、道の駅うきはは旅の締めにぴったりの場所だと思います。9年連続九州・山口の道の駅1位を獲得しただけあって、観光客らしき人から地元の方まですごい賑わいでした。
以上が、うきは市の魅力を詰め込んだ、おすすめの1泊2日観光モデルコースです。
モデルコースに組み込みやすい周辺スポット紹介
個人的にはうきは市とセットで八女市を観光するのがおすすめです。八女市もうきは市と同じくらいおすすめな場所で、近々八女市の記事も書こうと思うので楽しみにしてください。

モデルコースに織り込むことができなかったおすすめスポットが他にもありますのでまとめて紹介します。
- パン屋なかがわ:パン好きの妻がおすすめする道の駅うきはの近くにあるクロワッサンと食パンが人気のパン屋。地元の素材を活かしたこだわりのパンを購入することができます。
- 浮羽つり堀公園:家族で釣り体験ができる人気スポット。竿や餌はレンタルできるため手ぶらでも安心。釣った魚はその場で調理して味わうことができ、子どもから大人まで盛り上がれます。
- 原鶴温泉:日帰り入浴可能な温泉地で、美肌の湯として有名。大浴場や露天風呂、足湯など設備が充実しており、観光途中に立ち寄ればリラックスできること間違いなしです。
- 朝倉三連水車:江戸時代から稼働している歴史的な水利施設で、インスタ映えスポットとしても注目されています。
- 三連水車の里あさくら:地元農産物の直売所や食事処が併設され、買い物やランチにも便利。観光とセットで訪れると一層楽しめます。
- 秋月城跡:城跡へと続く「杉の馬場通り」は、春には美しい桜のトンネルとなり人気のスポット。秋には紅葉の名所としても知られ四季折々の魅力を求め多くの観光客で賑わいます。

モデルコースに余裕を持たせることで、周辺エリアも合わせて観光でき、旅全体の充実度をさらに高めることが可能です。
【総括】子連れ家族におすすめ!福岡県の穴場スポット「うきは市」半日~1泊2日観光モデルコース
グルメだけじゃない、福岡県観光の穴場「うきは市」観光の魅力は伝わりましたでしょうか。うきは市の魅力をもう一度まとめます。
- うきは市は福岡県内の穴場観光スポットで特に子連れ旅行に最適
- うきは市は自然・歴史・食・癒しを味わえる場所
- 博多から約1時間半とアクセスが良好
- 車移動が便利で観光スポットを効率的に回れる
- 子供から大人まで楽しめるアクティビティが揃っている
- 吉井白壁の町並みは歴史と風情を感じられる観光拠点
- 古民家カフェや雑貨店でおしゃれな時間を過ごせる
- フルーツ王国として一年中旬の果物を楽しめる
- 浮羽稲荷神社はインスタ映えスポットとして若い世代に人気
- 調音の滝は夏の水遊びや自然体験におすすめ
- やまんどん果樹園では季節のフルーツ狩りが楽しめる
- 吉井十八のとんかつは必食グルメ
- COMECOやぱんのもっかなどお洒落な食事処が充実
- ぶどうのたねはカフェや雑貨をまとめて楽しめる複合施設
- 筑後川温泉ふくせんかは子連れにおすすめな宿
- 半日・日帰り・1泊2日と所要時間に合わせた楽しみ方が可能
「うきは市」は、豊かな自然と古き良き街並み、そして四季折々のフルーツ狩りが楽しめたり、おしゃれなカフェが巡りができるなど、子供から大人まで幅広い層が楽しめるエリアだと思います。博多や久留米からもアクセスしやすく、半日観光から1泊2日の小旅行まで楽しめるのが魅力です。

モデルコース概要はこんな感じです。
- 1日目午前・お昼|吉井白壁の町並み散策・ランチ
・白壁交流広場 駐車場の利用がおすすめ
・COMECOでランチ - 1日目午後|吉井の歴史と雑貨を楽しむ街歩き
・生活購買店 reed(2F)・MINOU BOOKS(1F)
・ぱんのもっか pan no mocca
・李椿
・居蔵の館
・白翠 -hakusui-やキチココなどのお洒落なカフェへ - 1日目夕方〜夜|筑後川温泉ふくせんかで癒しのひととき&吉井十八で夕食
・筑後川温泉ふくせんかにチェックイン
・ビールやアイス、ソフトドリンクが無料サービス
・子供のアメニティが恐ろしいほど充実
・4種類の家族風呂がある
・夕食は吉井十八がおすすめ(要予約) - 2日目午前|浮羽稲荷神社参拝・調音の滝で癒しの時間
・浮羽稲荷神社は駐車場が頂上付近にあるので便利
・調音の滝は夏場は水遊びや流しそうめんができる - 2日目昼|ぶどうのたねを満喫
- 2日目午後|やまんどん果樹園でフルーツ狩り・道の駅うきはでお土産探し
うきは市は吉井白壁の町並みや浮羽稲荷神社などのインスタ映えスポット、名物グルメ「吉井十八」のとんかつ、そして「やまんどん」でのフルーツ狩り「調音の滝」での水遊びなど、見どころ・遊びどころが満載です。そんな「うきは市」の所要時間別モデルコースやグルメ情報、子連れに優しい観光のポイントなどを紹介させていただきました。
旅行計画に役立つ記事に仕上がったと思いますので、是非ブックマークをしていただき、旅行の道中にも読んでもらえると嬉しいです☺
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