冬の北海道旅行といえば、雪景色に包まれた函館の夜景や札幌のグルメ、旭山動物園や美瑛の丘、小樽の運河など、誰もが一度は訪れてみたい憧れの観光地が目白押しです。しかし「雪道の運転は不安」「レンタカーがないと不便では?」と感じる方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、電車やバスなど公共交通機関を使って巡る一週間6泊7日の冬の北海道モデルコースをご紹介します。車なしでも効率よく主要スポットを回り、グルメや絶景を堪能できる行程を詳しく解説。学生旅行や女子旅、家族旅行にも役立つ安心プランで、冬の北海道を存分に楽しみましょう。
- 冬の北海道6泊7日モデルコースを紹介
- 車なしでも冬の北海道を満喫できる方法を紹介
- おすすめの北海道グルメを紹介
- お得なツアーや交通手段を紹介
冬の北海道観光はレンタカー不要でも楽しめる!若者向け6泊7日モデルコースを満喫するコツ!
- 冬の北海道旅行の魅力
- 北海道って車なしはきつい?
- 冬の北海道 車なしモデルコース概要
- 予約サイトの選択
- 冬の北海道 6泊7日旅の費用目安
- 【参考】普通列車に7日間乗り放題で約1万円「北海道&東日本パス」は北海道旅でおすすめ?
冬の北海道旅行の魅力|写真映えする景色
冬の北海道は、一年の中でも最も特別で他の季節では味わえない魅力があります。最大の魅力は、一面に広がる純白の銀世界。

澄み渡る冬の空気が景色の輪郭をくっきりと際立たせ、函館山から望む宝石のような夜景や、小樽運河に灯るガス灯、札幌の大通公園のイルミネーションが雪面に反射し、幻想的な輝きを放ちます。

さらに、冬は北海道グルメが一層おいしく感じられる季節。旬を迎えるズワイガニや毛ガニ、濃厚なウニやイクラなどの新鮮な海鮮に加え、札幌名物の味噌ラーメンやジンギスカンといったご当地料理もこの時期より美味しく味わうことができます。
冬の北海道旅で特に個人的におすすめしたいグルメは北海道の名物スープカレーです。北海道はグルメが豊富なので、もしかしたらスープカレーを選択する人はそんなに多くないのかもしれませんが、スパイシーで北海道の野菜を沢山味わうことができ本当に満足度の高いグルメです。特に冬の寒い日にはおすすめしたいグルメです。中々冷えた体に染み渡る熱々のグルメは、旅の満足度を一段と高めてくれますよ。

また、白銀の雪景色を眺めながら入る露天風呂は、冬の北海道ならではの贅沢体験。白金温泉や定山渓温泉など、雪見風呂が楽しめる温泉地では、非日常の癒し時間を満喫できます。
イベントも冬の魅力のひとつ。日本を代表する雪と氷の祭典「さっぽろ雪まつり」や、小樽運河沿いが温かなキャンドルの光に包まれる「小樽雪あかりの路」などが開催され、街全体が幻想的な雰囲気に包まれます。

美瑛の「青い池」や「白ひげの滝」のライトアップも写真映えスポットとしておすすめです。

さらに「旭山動物園」の冬季名物であるペンギン散歩では、雪道をよちよち歩く愛らしい姿を間近で撮影でき、SNSでも人気です。

冬の北海道は寒くていやだなあと思う方も多いと思いますが、このように、冬の北海道は寒さ以上に心温まる絶景・グルメ・温泉・イベントが揃っているので、個人的には北海道観光のベストシーズンだと考えています。
北海道って車なしはきつい?|冬の北海道旅行はレンタカー不要
北海道はレンタカーがないと観光できないのでは?と感じる方は少なくありません。ですが、結論から言えば、函館・札幌・旭川・美瑛・小樽といった主要観光都市を巡る場合、冬の北海道は車なしで十分観光できます。

むしろ雪道運転に不慣れな方にとっては、公共交通を活用した方が安全・快適・効率的に旅を楽しめます。
冬の北海道の道路は一見雪が解けているように見えても、路面が透明な氷で覆われるブラックアイスバーン状態になっていることが多く非常に滑りやすく危険です。さらに強風による地吹雪やホワイトアウトが発生すると、前方の視界がほぼゼロになり、運転経験者でも判断が難しい状況になります。こういったリスクを考えると、慣れない土地での雪道運転はあまりおすすめできません。
道中も食事を楽しめる

JR北海道の特急列車や都市間バスは、冬季でも高い定時運行率を誇り、都市間移動を安全かつスムーズにサポートしています。車窓から広がる雪景色を眺めながら、新千歳空港で購入したお弁当を移動中に食べるのもおすすめで、移動時間を有意義に使えるのも大きな魅力の1つです。
また、JRでは特急トクだ値きっぷやお得な交通パスなどお得にJRを利用できる切符を販売しているので事前にJRホームページを確認しておきましょう。
ツアーが充実している

札幌発着の日帰りバスツアーが充実していることも、レンタカー不要の大きな理由です。
旭山動物園や美瑛・富良野など、公共交通だけではアクセスが難しい場所も、ツアーを利用すれば雪道運転の心配なく効率よく巡れます。さらにガイドが同行するツアーなら、観光スポットの歴史や豆知識も聞け、旅の満足度が一層高まります。
冬の北海道は、公共交通機関+ツアーで、レンタカーがなくても十分に楽しめる旅が実現可能。安全面・コスト面・快適さのすべてにおいて、車なし旅は非常に魅力的な選択肢です。
冬の北海道 6泊7日旅モデルコース(車なし)概要
6泊7日の北海道モデルコースは、北海道の人気観光地を巡る欲張りかつ効率的な旅プランです。函館・札幌・旭川・美瑛・小樽という冬の人気観光地を、レンタカーを使わずに回りながら、それぞれの街の魅力をたっぷり味わえるモデルコースです。
モデルコース概要
このモデルコースでは、札幌⇔函館はJR特急で移動し、他拠点は札幌を拠点として、JRやバスなどの公共交通と日帰りツアーを利用し観光します。
1~2日目:まずJRで新千歳空港から函館へ移動します。旅は異国情緒漂う函館からスタートし、世界三大夜景に数えられる函館山からの絶景や、歴史あるベイエリアの赤レンガ倉庫群を巡り、ロマンあふれる街並みを堪能します。
3日目:その後はJRで札幌へ移動し、夜は冬のイルミネーションやイベント、ショッピング、グルメを満喫。
4~6日目:札幌を拠点に旭川・美瑛・小樽を公共交通とツアーを組み合わせて効率よく観光します。クラーク博士像がある羊ヶ丘展望台や札幌市内を観光する1日、ロマンチックな小樽運河が魅力な小樽で1日、冬ならではの動物の姿が楽しめる旭山動物園や青い池や雪景色が美しい美瑛などを日帰りツアーで巡る1日、計3日の観光です。
7日目:最終日はフライトまで新千歳空港でお土産探しやグルメを堪能します。
7泊8日という長期旅だからこそ、一都市に留まらず北海道の人気観光地を満喫できるのがこのコースの最大の魅力。移動手段や宿泊エリアもイメージしやすいと思います。後半は拠点を札幌にしているため、旅のプランも柔軟に調整しやすく、旅慣れていない方や冬に車を運転したくない方でも安心して計画できるプランだと思いますので、是非、参考にしてみてください。
予約サイトの選択|楽天トラベルでのおすすめな予約方法
北海道旅行でおすすめな予約方法は、楽天トラベルの「楽パック」(ダイナミックパッケージ)の活用です。
✅自由度が高い
「楽パック」は、JAL・ANAの航空券と、楽天トラベルが提供する宿泊施設・レンタカーを自由に組み合わせることができるため、自由度の高いパッケージツアーが予約可能です。
✅通常予約よりも格安
「楽パック」を活用すれば、通常予約よりも格安でJAL・ANAの航空券と高品質な宿の予約が可能です。
例えば、同じ条件(JALの同じ便、「ホテルエノエ函館」にクリスマスシーズン大人2人1部屋(ツインベット)6泊7日)で、通常通り航空券+宿を予約した場合と「楽パック」で予約した場合を比較してみます。
通常予約:58,543円/人
・航空券代:約26,197円/人

・宿代:約32,346円/人

楽パック予約:54,620円/人
・航空券代+宿代:54,620円/人

上記比較によると、通常比較よりも「楽パック」を活用したほうが約7%OFFで予約できることがわかりました。上記比較はあくまでサンプル比較ではありますが、「楽パック」を活用したほうがお得なのは確かなようです。
✅子連れ家族におすすめ
子連れ家族の場合、どうしても荷物が多くなったり、子供がいるとフライト中のストレスが増すことが想定されます。JAL・ANA便の快適さ、キャリーケースなどの追加料金なし、無料WiFiが利用可能、生後8日~2歳までの幼児は、大人1名につき1名まで膝の上に座る場合に限り無料で搭乗可能などのメリットがあるため子供連れの家族は「楽パック」でJAL・ANA便の予約がおすすめです。(LCCのPeachは1歳まで無料、LCCは狭くて膝上はそもそも厳しいが)
✅予約変更はできない
デメリットは、”JRチケット・航空券とホテルをセットで予約+基本的に予約の変更ができない”という縛りがあること。逆にそういった縛りがあるからこそ格安で予約することができることにも納得です。
じっくりプランを練った上で、ダイナミックパッケージでプランを固めてしまうのがコストを抑えるおすすめな手法で、実際に北海道旅行含め、私も長旅は通常料金と比較の上で、ダイナミックパッケージを利用しています。
冬の北海道 6泊7日旅の費用目安
今回のプランで冬の北海道6泊7日で巡る旅行の予算目安は、1人あたりおおよそ15万円前後を見込んでおくと良いと思います。内訳は以下の通りです。
| 項目 | 内容・内訳 | 金額目安(1名分) |
|---|---|---|
| 「楽パック」利用(航空券+宿代) | 往復(羽田~新千歳で仮に計算) 朝食付 | 約60,000円~ |
| JR・バス代 | 新千歳→函館:約1万円+函館→札幌:約1万円+札幌⇔小樽:約1,500円+他3,500円 | 約25,000円~ |
| 食費 | 昼2,000×7日=14,000~ 晩3,000×6日=18,000~ | 約32,000円~ |
| 日帰りツアー | 旭川・美瑛観光ツアー代金 | 約10,000円 |
| その他・雑費 | お土産、駐車場代、高速代など | 約15,000円 |
| 合計 | 約150,000円 |
一週間北海道を満喫して15万円はかなりお得ではないでしょうか。上記はあくまで目安ですので、カップルや友人との旅行であればLCC+格安の宿利用等でまだ安くすることは可能だと思います。状況に応じてアレンジしてみてください。
以下、参考までに移動に使えるお得なきっぷ「北海道&東日本パス」を紹介します。
【参考】普通列車に7日間乗り放題で約1万円「北海道&東日本パス」は北海道旅でおすすめ?
冬の北海道旅行を賢く、そしてお得に楽しむためには、公共交通機関の割引きっぷやバスツアーの活用が欠かせません。中でも普通列車に7日間乗り放題で約1万円「北海道&東日本パス」は、一見、今回の7泊8日モデルコースで相性のいい切符なように思えますが、結論、7日間で北海道の函館・札幌・旭川・美瑛・小樽を巡る今回紹介するプランには不向きだが、目的地を絞って普通列車で寄り道をしながらの旅をしたい方にはおすすめな切符であると思います。
「北海道&東日本パス」の特徴
- 連続7日間有効で、JR北海道とJR東日本の普通・快速列車(普通車自由席)が乗り放題
- 2025年時点で、大人11,330円・子供5,660円と格安な切符
- 特急は利用できない(特急券を購入すればいいわけではなく、運賃+特急券代金が必要である)点は要注意
- 「北海道&東日本パス北海道特急オプション」というものも別売りされていますが、新函館北斗~新青森間のみ使用可能
参照先:JR北海道公式サイト
有効期限が7日である点、このコースにはぴったりの切符だと思います。新幹線や特急に乗る場合は利用できませんが、JRの移動を1枚でカバーできる為、交通費を大幅に節約できる点が魅力です。
しかし、北海道は移動時間が半端じゃないので、札幌⇔函館間の特急移動で約3時間半、普通列車の乗り継ぎだと約7~8時間を要するため、札幌⇔函館間の普通列車移動は現実的ではありません。仮に中途半端に普通列車を利用してもあまりお得には感じられないように思います。
あくまでサンプルですが、以下の例だと特急と普通列車を組み合わせても時間とコストを節約することはあまりできなそうです。
| 特急 | 普通+特急 |
|---|---|
| 函館→札幌:特急で約3時間半・9,770円 | 函館→苫小牧駅:特急で約3時間・8,030円 苫小牧駅→札幌:普通で約1時間・1,800円 |
6泊7日|冬の北海道 車なしモデルコース(函館・札幌・旭川・美瑛・小樽)
- 1日目|函館到着&夜景鑑賞
- 2日目|函館の朝市&赤レンガ倉庫街散策
- 3日目|札幌移動&大通公園・時計台・すすきの散策
- 4日目|札幌から旭川の旭山動物園&美瑛の青い池へ
- 5日目|冬の小樽観光
- 6日目|札幌に戻って観光
- 7日目|新千歳空港を満喫&帰路
- 冬の北海道観光|レンタカー必要なし!函館・札幌・旭川・美瑛・小樽を巡る7泊8日モデルコース(総括)
1日目|函館到着&世界三大夜景を満喫(冬の北海道6泊7日モデルコース)
冬の北海道6泊7日モデルコースの旅は、歴史とロマン漂う港町・函館からスタート。新千歳空港から特急「北斗」で約3時間半移動します。

函館駅に到着したら、まずは宿泊先に荷物を預け、身軽な状態で街歩きを始めましょう。この日のハイライトは、何と言っても函館山の夜景鑑賞です。

函館山は香港・ナポリと並ぶ「世界三大夜景」のひとつとして知られ、特に冬は澄んだ空気のおかげで光の輪郭が一層クリアに映えます。夕暮れ前にロープウェイで山頂へ上がれば、刻々と変わる空の色と街明かりのコントラストを堪能できます。夜が訪れると、港と街全体が無数の光に包まれ、まるで宝石を散りばめたような光景が広がります。
夜景を楽しんだ後は、函館グルメで体を温めましょう。おすすめは、北海道の新鮮な魚介類を味わうことができる居酒屋「魚さんこ」です。

ホッキ貝刺やほっけ刺、カスペ刺やメヌキ刺、きんき刺などなど、北海道以外で中々味わうことのできない刺身のラインナップが豊富です。

私たちはいくつか刺身とタラの白子の天ぷらや焼きタラバ足などを注文しました。


宿泊は函館駅周辺やベイエリアが便利。駅近ホテルなら翌日の移動がスムーズで、ベイエリアのホテルなら夜景や観光スポットにもアクセスしやすく、旅のスタートに最適です。温泉付きの宿も多いため、冷えた体をゆったりと温めながら、翌日への活力をチャージできます。

おすすめポイントはイクラなど海鮮食べ放題のビュッフェ形式の朝食と本格的な温泉施設。
1泊2日目|函館の朝市&赤レンガ倉庫街を散策(冬の北海道6泊7日モデルコース)
ホテルの朝食でお腹を満たした後は、市電に乗って五稜郭公園へ。
雪に覆われた星形の城郭は冬ならではの絶景で、五稜郭タワーの展望台からは真っ白な星形がくっきりと浮かび上がります。

午後は、港町らしいおしゃれな雰囲気漂う金森赤レンガ倉庫へ。
明治時代の面影を残す倉庫群は、今ではショッピングモールやカフェ、レストランとして再生され、買い物やグルメを楽しめる人気スポットです。

金森赤レンガ倉庫付近でおすすめのランチは、市民のソウルフード「ラッキーピエロ」のハンバーガーです。
旅行者にも大人気のご当地グルメで、甘辛のタレを絡めたチャイニーズチキンバーガーが名物です。想像以上にボリューミーなので、女性の方はサイドメニューを注文しすぎないようにしましょう。

食後は、金森赤レンガ倉庫のお洒落なカフェでまったりしたり買い物を楽しみます。

五稜郭・金森赤レンガ倉庫近辺を満喫した後は宿に戻ります。
宿は連泊で問題ないと思いますが、個人的には3日目の朝は早起きして函館の朝市に行くのがおすすめなので、1泊は朝食抜きにしてもいいかもしれません。
2泊3日目|札幌移動&大通公園・時計台・すすきの散策(冬の北海道6泊7日モデルコース)
3日目は、函館の朝の顔を体感できる函館朝市へ。

JR函館駅前に広がる市場には、カニやぷりぷりのホタテ、輝くイクラなど、冬の北海道ならではの海産物が所狭しと並びます。威勢のいい掛け声と海鮮の香りに包まれながら歩くだけでもワクワクします。朝食は、朝から贅沢に市場内の食堂で豪快な海鮮丼を味わいましょう。

朝食を食べてから午前中に函館から札幌へ特急列車で移動し、まずはホテルに荷物を預けます。午後からは、冬の札幌市内を観光しましょう。例えば、大通公園から徒歩すぐの札幌市時計台は、市内を代表する観光スポットです。

札幌観光の定番であるサッポロビール園・サッポロビール博物館も外せません。

サッポロビール博物館では、ビールの歴史や製造工程を学べるガイドツアーがあり、有料試飲や限定ビールも楽しめます。


値段は少し高めですが、レトロな赤レンガの建物内で味わうジンギスカンは、旅の思い出になること間違いなしです。

香ばしく焼けるラム肉と野菜を専用鍋で焼き上げ、生ビールとともに頬張れば、寒さも忘れる至福の時間となります。

夜におすすめなのは、ネオン輝くすすきの歓楽街です。飲食店がひしめき合い、冬の夜でも活気にあふれています。

札幌の中心部、大通公園もおすすめです。
冬の大通公園は「さっぽろホワイトイルミネーション」や「さっぽろ雪まつり」の会場として全国的にも有名です。

ホワイトイルミネーションでは、街路樹や雪像が色鮮やかな光で照らされ、雪景色と融合した幻想的な世界が広がります。写真映えはもちろん、冬の札幌らしいロマンチックなひとときを楽しめます。


食事が美味しくて館内がとてもお洒落な温泉宿。外観からはあまり想像ができませんが、木の温かみを感じる素敵なお宿でした。
3泊4日目|札幌から旭川の旭山動物園&美瑛の青い池へ(冬の北海道6泊7日モデルコース)
4日目は、冬の北海道旅行の中でも特に人気の高い旭山動物園と美瑛の絶景スポットを札幌発の日帰りツアーで巡ります。

最初の目的地は冬の旭山動物園。寒い季節だからこそ見られる動物たちの自然な姿が魅力です。

雪道をよちよち歩くペンギンの散歩やオオカミのくつろぐ姿を観察できます。

動物園を満喫したら、美瑛へ移動。
雪化粧をまとった青い池は、冬は水面の一部が凍り幻想的な景色が広がり、夏とはまた違った魅力があるスポットです。特に夜はライトアップが行われ、昼間とは異なる神秘的な表情を見せてくれます。

他にも、青白く輝く氷柱と水流が美しい「白ひげの滝」や、真っ白な雪原の中に一本だけ立つ「クリスマスツリーの木」なども、冬の美瑛を象徴するフォトジェニックスポットです。
4泊5日目|冬の小樽観光
5日目は、札幌のホテルでゆっくり旅の疲れを癒した後に人気観光地である小樽へ。
札幌駅からJR快速エアポートに乗れば、わずか約35分で到着できます。

小樽駅から歩いてすぐ、北海道鉄道の発祥地の一端を担っていた鉄道遺産「旧手宮線」があります。2018年には北海道遺産「小樽の鉄道遺産」の一つにも選定されています。


小樽観光の中心は、やはり小樽運河エリアの散策。石造りの倉庫群と運河、そしてガス灯が織りなす景観は、冬の澄んだ空気と雪景色に包まれて一層幻想的な雰囲気に。

また、小樽はガラス工芸の街として全国的に有名。運河沿いには老舗ガラス工房や小樽オルゴール堂、ステンドグラス美術館などがあります。


中でも、特に印象に残ったのはステンドグラス美術館です。

ステンドグラスに囲まれた空間は想像以上に美しくて感動しました。写真映えするスポットなので若者向けにもおすすめです。


他にも体験型の小樽キャンドル工房などが点在し、冬の街歩きをより魅力的にしてくれます。旅の記念に、自分だけのオリジナルキャンドルやオルゴールを作るのも、小樽観光の醍醐味です。


小樽グルメも最高です。新鮮な魚介を味わえる寿司屋通りでは、握りたての寿司が旅人を迎えてくれます。私たちは「おたる政寿司」にお邪魔しましたが、その美味しさに感動しました。

私たちは「匠」という5,000円程の握りセットメニューを選択しました。他にも、小樽名物の子持ちシャコや日本酒などをいただきました。


海鮮丼もいいですが、ここでの食事は一生の思い出になります。小樽での食事をちょっと特別なお寿司にしてみてはいかがでしょうか。
夕暮れから夜にかけてライトアップされた小樽運河はまさに絵画のよう。運河沿いを歩きながらの撮影は写真映え必至で、時間が合えば夜景クルーズに参加して、水上からロマンチックな光景を眺めるのもおすすめです。

宿泊する場合は、運河沿いに位置する「運河の宿 小樽ふる川」がおすすめ。

部屋の窓からライトアップされた運河を眺めながら過ごす時間は、まさに小樽ならではの贅沢です。小樽の有名な老舗旅館で、露天風呂はリンゴなどを浮かせたフルーツ湯、大浴場にはよもぎ蒸し湯など、ここでしか味わえない面白い体験をすることもできます。
小樽での観光を終えたら、JRで札幌へ戻ります。
5泊6日目|再び札幌を観光(冬の北海道6泊7日モデルコース)
この日は、前日までに回りきれなかった札幌の定番スポットや、気になるグルメをじっくり堪能する一日。
朝食は、すすきの市場の老舗おにぎり専門店「にぎりめし」からスタート。
握りたての温かいおにぎりは、旅の朝にぴったりの素朴でほっとする一品です。テイクアウトして、市内散策のお供にしても良いでしょう。具材の種類が豊富で中々迷います。


その後は、札幌市内の観光名所を巡ります。札幌を代表する銘菓「白い恋人」のテーマパーク「白い恋人パーク」もおすすめです。お菓子作り体験や工場見学、イルミネーションが楽しめ、家族旅行はもちろん、女子旅にもぴったりです。

昼食には、北海道で海鮮ばかり食べて少し変わり種が欲しい方に、「降っても晴れても」という地元の食材を使ったカジュアルフレンチのお店がおすすめ。とても雰囲気のいいお店でした。


午後は、市街地からバスでアクセスできる羊ヶ丘展望台へ。
クラーク博士像と「Boys, Be Ambitious(少年よ、大志を抱け)」の言葉で有名なこの地は、一面の雪原が広がる絶好のフォトスポット。冬の北海道らしい雄大な景観と記念写真が撮れるため、インスタ映えを狙う方にもおすすめなスポットです。

①東豊線:まず、最寄り駅から福住駅へ
②バス:福住駅バスターミナルから羊ヶ丘展望台へ(羊ヶ丘展望台行き(福84・羊ヶ丘線)のバスで約10分で到着)
夕方からは札幌もいわ山へ。ロープウェイとミニケーブルカーを乗り継いで山頂へ行けば、函館山と並び称される美しい夜景が眼下に広がります。市街の灯りと雪景色が溶け合う光景は、旅のクライマックスにふさわしい感動的な瞬間です。

札幌と函館の夜景どっちがおすすめ?
札幌は辺り一面が夜景って感じで”迫力満点な夜景”が魅力、函館は”造形が美しい夜景”だと感じました。個人的には函館の夜景の方が好みでした。
夕食には、札幌の味噌ラーメンやスープカレーといった冬にぴったりのご当地グルメを堪能します。
夕食は、札幌のご当地グルメ「スープカレー」がおすすめ。スパイス香る札幌名物スープカレーの人気店「SHO-RIN」で、野菜たっぷりのスープカレーを味わうのもおすすめ。
※人気店のためすぐに受付終了する点には要注意です。体の芯から温まり、翌日の最終日への活力をチャージできます。

すすきのの「ラーメン横丁」や、濃厚な味噌スープが特徴の名店「すみれ」などで味わう札幌ラーメンもおすすめ。

コクのある味噌と香ばしい香りがクセになる熱々の味噌ラーメンをすすれば、冬の北海道旅がより一層心に刻まれるはずです。
7日目|新千歳空港を満喫&帰路(冬の北海道6泊7日モデルコース)
いよいよ旅の最終日。ホテルをチェックアウトしたら、新千歳空港へ向かいます。
新千歳空港は、単なる空港ではなく、グルメ・ショッピング・エンタメがそろう巨大な観光施設。フライトまでの時間を有効活用すれば、旅の余韻をたっぷり味わえます。

✅お土産選び
お土産は空港でまとめて購入するのが効率的。空港限定商品や季節限定スイーツも多数揃っています。旅の思い出にふさわしい一品をじっくり吟味しましょう。


例えば、新千歳空港で入手難易度随一のお土産「びえいのコーンぱん」なんかは、早めに空港に到着した方しか味わうことができない一品です。
✅北海道グルメの食べ納め
まだ食べ足りない!という方は、出発前に空港内で北海道グルメを楽しむのがおすすめ。北海道ラーメン道場では、道内各地の有名ラーメン店が集結し、一度に食べ比べが可能。フードコートでは、海鮮丼やジンギスカン、スープカレーなども味わえます。

例えば、旅行中に味わうことができなかったグルメをいただくのはどうでしょうか。私たちであれば帯広名物の豚丼をいただきましたがとても美味しかったですよ。
✅癒しの空港温泉:「新千歳空港温泉」
フライトまでかなり時間があるなら、空港直結の「新千歳空港温泉」へ。展望風呂や休憩スペースがあり、飛行機搭乗前にゆったりとリラックスできます。新千歳空港温泉で湯につかり、長旅で疲れた体を癒して気持ちよく帰路につくことができます。遅い時間の便で帰る場合、家に帰ってお風呂に入るのが面倒であれば、空港で温泉に入って帰るのもありです。
北海道グルメを食べ納め、お土産を選び、温泉で心身をリフレッシュしたら、あとは搭乗時間を待ちましょう。
冬の北海道観光|レンタカー必要なし!函館・札幌・旭川・美瑛・小樽を巡る6泊7日モデルコース(総括)
冬の北海道観光はレンタカー不要でも楽しめる!若者向け6泊7日モデルコースを満喫するコツ!
✅冬の北海道旅行の魅力
・一面に広がる純白の銀世界、白銀の雪景色を眺めながら入る露天風呂
・澄み渡る空気でより一層美しい冬の夜景
・美瑛の「青い池」などライトアップスポットが多数
・北海道グルメが一層おいしく感じられる季節
・「さっぽろ雪まつり」など冬のイベントが開催されている
・「旭山動物園」の雪景色と動物を見ることができる
✅北海道って車なしはきつい?
・札幌発着の日帰りバスツアーが充実しているため車なしで問題なし
✅楽天「楽パック」の活用がおすすめ
・自由度が高い
・通常予約よりも格安であることが多い
・子連れ家族におすすめ
・予約変更はできないので注意
✅冬の北海道 6泊7日旅の費用目安
・航空券代金や宿代など全て込みで、おおよそ15万円/人が目安
✅「北海道&東日本パス」はおすすめ?
・札幌⇔函館間の移動は厳しいため本プランには向いていない
・目的地を絞り、寄り道を楽しむ旅にはおすすめ
6泊7日|冬の北海道 車なしモデルコース(函館・札幌・旭川・美瑛・小樽)
✅1~2日目:新千歳空港から函館へ移動
・函館山からの絶景
・五稜郭を観光
・歴史あるベイエリアの赤レンガ倉庫群巡り など
✅3日目:函館から札幌へ移動
・函館朝市
・札幌市時計台
・サッポロビール園とサッポロビール博物館
・すすきの歓楽街
・大通公園
✅4~6日目:札幌を拠点に旭川・美瑛・小樽を公共交通とツアーを組み合わせて効率よく観光
・旭山動物園
・青い池
・白ひげの滝
・クリスマスツリーの木
・小樽運河エリアの散策
・白い恋人パーク
・羊ヶ丘展望台
・札幌もいわ山
✅7日目:最終日はフライトまで新千歳空港を満喫
・お土産選び
・北海道グルメの食べ納め
・癒しの空港温泉「新千歳空港温泉」を満喫
冬の函館・札幌・旭川・美瑛・小樽の魅力や、おすすめ観光プラン、予算目安など実体験をもとに詳しく紹介させていただきました。冬の北海道の観光・グルメが詰まった濃密なモデルコースなので、是非参考にしてください♪
旅行計画に役立つ記事に仕上がったと思いますので、是非ブックマークをしていただき、旅行の道中にも読んでもらえると嬉しいです☺

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